いよいよ新譜「Philosophy of Yggdrasil」の発売日が迫って参りました。
こんにちは。六弦A助です。
これまでにもお伝えしておりました通り、今回の新譜のテーマは北欧神話です。
ただ、それだけではあまりにもありきたり過ぎますので、生命の本質を描いた北欧神話を現実社会に生きる私たちに当てはめるとどう解釈できるのか 、という問いを今作のテーマとしました。
歌詞としては久々にかなり哲学的な内容となります。
音に関しては語るよりも聴いて頂くのが最も分かりやすいでしょうから、ここでは省略させて頂きたいと思います。
ところで。。。
どうやら聞くところによると、北欧神話やヴァイキングについて割と誤解をされている方がおられるようですので、まずはこちらの誤解を解いて参りたいと思います。
ヴァイキングが海賊であるという事から、カリブ海の海賊と同じであるという誤解です。
ざっくり言えばそもそもヴァイキングは北欧、カリブ海の海賊はその名の通りカリブ海です。
これはおそらく映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の影響が大きいのだと思われます。
実はこの両者、全くの他人だったのです。
北欧神話と言うとオーディンやロキ、ドワーフやラグナロクなど、RPGでよく見られるモチーフが多く登場します。
ですのでファンタジックなイメージを持たれがちではありますが、実際はとても血生臭く、現実的でとても人間味のあるエピソードが数多く散りばめられており、その本質は生命の在り方を問う哲学でもあります。
RPGでよく見られるファンタジックな設定とはかけ離れた内容です。
これ、FFですよね。完全に。
オーディンは片目の無い髭面の至って普通のローブを着た老人です。
彼は知識を得るために片目を犠牲にし、それ以来隻眼です。
知識を得るために何かを犠牲にするという、神と言えど初めから全能だったわけではない描写はとてもリアルで良いですね。
以上、簡単に3つの誤解されがちなポイントを挙げてみました。
とりあえず前提として、北欧神話は宗教でよく説かれがちな倫理観よりも生物本来の本能を尊ぶことを説いた哲学絵巻 とでも解釈して頂くと概ね正しいかと思います。
あくまでザックリとした言い方ではありますが。
そんな北欧神話を現実社会に生きる私たちに代入すると、どのような解を生み出すのか。
それが今作のテーマとなっているのです。
因みに歌詞や楽曲、ジャケットデザイン、そしてブックレットに至るまで、全てに何かしらの意味を含ませております。
こういったコンセプトがお好きな方は是非、お時間がある時にゆっくり楽しんで頂けたらと思います。
もちろん、「そんなのいいから音楽で楽しませてくれ」といったヴァイキング思考な方にもご満足いただけるよう、拘り抜いて制作しました。
今作は平成最後のフルアルバムということもあり、自信を持って送り出せる仕上がりになっていると自負しております。
リリース後はよろしければ是非、感想などお聞かせくださいますと幸いです😊
under the snow
現在好評配信中のクリスマス限定楽曲「under the snow」は12/25までの配信です。
こちらもよろしくお願いします。