六弦A助です。
受験生なので作業時間以外は勉強漬けの毎日です。

それはそうと、私の周りにはフリーランスとして働いている人が多いのですが、皆さん総じてお金の計算や管理が苦手なのですね。
私は目指している資格の関係上、少しは金融や法務の知識があるので、苦手な方のために少しでもお役に立てればと思い、申請可能な国の助成金や補助金の存在、申請方法などをごく身近な方々限定で広めておりました。
ところが意外なことに多くの方が詳しい話を聞こうともせず「自分は影響がないから大丈夫」と言うのです。
彼らは明らかにコロナの影響下にある舞台関係者や音楽関係者、映像関係者です。
不思議に思われるでしょう。
普段はあれこれと包み隠さず活発に意見交換していたはずの方々が、なぜか今回は様子がいつもと違う。
妙に自らの現状を語りたがらないのです。


おそらく彼らは本当に大丈夫なわけではなく、コロナによってあまりに唐突に窮地へと追いやられたものですから、冷静ではいられなくなり、かつそんな打つ手なしの自らへの情けなさなんかも相まって見栄を張ってしまっているのです。
そんなに思いつめる必要なんて、本当はないのですが。
おそらく現状は何をすれば良いのかが分からない、というところでしょうか。
引き続きお節介しています。

何をすればわからないと言えば、、、
私は2017年頃、自分が何だか社会から置いて行かれているように思えて一年間病んでおりました。今だから言えることです。
脈絡なくなぜそのように思うのかと不思議に思われたでしょう。
おそらく鬱症状です。置いて行かれていたのはまあ事実です。
音楽にかまけてばかりで社会で起きている時事問題などはもとより、身の回りで起きているできごとさえ知らないほどには愚鈍でした。
音符は読めるけど経済指標が読めない。そんな感じでした。
で、完全に病んでしまっている状態ですから当時は何をしてよいやら何がしたいのかもわからない状況で、何だか地に足のつかないフワフワとした日々だったのです。
だから何かを変えなければと仕事以外の時間はひたすら勉強に費やしました。
そんな日々を一年ほど続けると、少しずつですが本来の精神状態に戻って行きました。
そうしてようやく不器用ながらも自分がいったい何をしなければならないのか少しずつ見え始めて来ました。

私はいま、中小企業診断士の国家資格取得を目指して勉強をしております。
それはかつて苦しめられた “雑音” に惑わされずにアート活動を続けるためでもあるし、新たに見つかった実現したい長期目標への足掛かりでもあるからです。
このあたりについては前回の記事にも書きました。
もしもアート活動は続けたいが、その理念を様々な “雑音” に邪魔されて道に迷ってしまっている人がいれば、自らの理念を曲げてまで「その活動だけで生きること」にしがみつかないでほしいなと思います。
お金の問題だけなら、選り好みしなければいくらでもやって行く方法はあります。
しかし理念は一度崩してしまうと元の状態に戻すのにとてつもなく時間が掛かりますし、戻すのはほぼ無理くらいに考えてもいいくらいです。
だからあまり「こうでなければならない」なんて決め付けず、肩の力を抜いて等身大で生きても良いのではないかと思います。

どうせ生きていく方法なんて、こだわらなければいくらでもあります。
わざわざ自分に足枷をつける必要なんてないし、わざわざ活動をやめる必要もありません。
すべては生きてこそ。

フリーランス諸氏に捧ぐ


最後にひとつだけ。


確定申告はちゃんとしような。